今年も、北海道冬休みこども囲碁大会のチャンピオンクラス優勝者の田中ひかるさん(14)を韓国囲碁ツアーへ引率して参りました。
今回は、4月3日と4月4日の2日間にわたってブラッキーことキムスンジュン九段の運営する国際囲碁学校「BIBA」のお世話になり、韓国の子供たちとの交流対局やヨーロッパ各国の人たちとの対局を楽しんできました。
メインディッシュは、2日目の午前中に行ったキムスンジュン九段による3子の指導碁。比較的じっくりとした立ち上がりから、息の長い碁が打たれていましたが、黒110のツケが疑問手で打ちすぎ。黒3子をそっくり飲み込まれる大損をしてしまい、結果から見るとこれが敗着となってしまいました。
もともと彼女は非常に好戦的な棋風で、お父さんによると「戦車のよう」な碁を普段は打っています。今回は3子という事で、厚みを生かした碁を打つために喧嘩を売る手を抑え目に打っているのが見て分かりました。黒110は、つい我慢がしきれなかった手だったのかも知れません。
棋譜は、下記アドレスを参照してください。
写真は、それぞれキムスンジュン九段による指導碁、現地の17歳ソン・フ君との対局、ロシア人のアナとの対局です。
今回も、BIBAの人たちには大変お世話になりました。LG杯の対局でお疲れの中、急いでこちらに戻ってきてくださったキムスンジュン九段とディアナ初段、お二人の不在中に対局の検討まで含めて私共の面倒を見て下さったトップアマのキム・ヨンサム青年には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。