さて、第2期北海道たけのこ王位戦1回戦第二試合、石川健太郎さん対伊東信義さんの対局について、棋譜と講評を上げていきます。
この対局は、12月18日に大村×内田戦の後に続けて行われたものです。新型コロナ対策で換気をよくする中、サロン内はちょっと肌寒かったのをおぼえています。
これも、釧路と札幌とのネット対局。東洋囲碁にて行われました。さて、小学6年生の伊東さん、昨年に引き続きの参加ですが、1年間の成長を見せてくれるでしょうか?
いか、義行先生による講評ですので、「私」とは義行先生のことです。私(小林)のことではありません。ややこしいですけど。
139手完、黒 伊東信義さん中押勝ち
私なら、カカリは捨てて1~7と打ちます。
カケならデギリたいです。実戦のハイは少し辛いかな。
コスミツケは攻めの手なので一間に打ちましょう。
実戦のブツカリはワタリをとめる厳しい一手ですが少し重い感じです。私なら黒1と打つかな。
白1と打ちたいです。黒2なら白3でOK!
黒1が急所!
やはりここが急所です!黒2は白3で問題ありません。
ここがすごく大切なところなのです。
細かい話ですが実戦の出た手は不要です。単に黒1~7と打ちましょう。
こちらをツギましょう。
やっぱりここ!
実戦のツケは若者らしい厳しいと言うか楽しい一手ですね。年寄りの私は平凡に黒1~3と打ちそうです。これで何の問題もないと思いますが。
とりあえず白1とノビましょう。黒に1と打たれるのは辛いです。
と、解説は以上です。
実戦はこのあと100手ほど打たれましたが、白は苦戦を強いられたようです。ついに大石が切られてしまい、黒の中押勝ちとなりました。伊東さんは2回戦進出です。